傘回しとは
「傘回し」とは、日本の伝統芸能である太神楽(だいかぐら)における代表的な演目のひとつです。
正式には、太神楽の演目群である「太神楽十三番」の中に含まれる 「傘の曲」を指します。
傘の上に毬(まり)・茶碗・升(ます)などの道具を乗せ、それらを落とさずに回転させたり、動きを加えたりすることで見せる芸で、
正月の寄席番組などで 海老一 染太郎・染之助 の演技を通して知っている方も多いのではないでしょうか。
現在では大道芸やジャグリングの文脈でも親しまれていますが、そのルーツはあくまで神事と深く結びついた伝統芸能にあります。
※なお、「太神楽」の「だい」の字は
「大神楽」「太神楽」「代神楽」など、文献や地域によって複数の表記が用いられています。本サイトでは一般的な表記として「太神楽」を使用します。

太神楽とは
神楽(かぐら)とは、神を祀る際に奏される舞や音楽の総称です。
その中でも太神楽は、伊勢神宮や熱田神宮の信仰を背景に、神札の配布や祝祷を行う下級宗教者たちによって担われてきた神事芸能を指します。
江戸時代には「伊勢詣り」が、信仰と娯楽を兼ねた一大行楽として広く庶民に浸透しました。
これに伴い、伊勢(あるいは熱田)から各地へ赴き、家々を回って神札を配り、祝福を授ける太神楽の巡回も盛んに行われるようになります。
こうした巡回の中で、太神楽は次第に宗教的な役割だけでなく、人々を楽しませる芸能としての側面を強めていきました。
太神楽の演目は、大きく次の二つに分けられます。
- 舞(まい)
悪魔祓いや家内安全など、祈祷的意味合いを持つ神事の要素が強いもの - 曲(きょく)
見世物としての娯楽性に富んだ演目群
傘回しが属するのは、後者の「曲」にあたります。
ジャグリングとしての傘回し
現代傘回しにおいては、ただ回すだけでなく、傘を投げたり鞠を挟んだりと技のバリエーションも豊かになりました。
そんな発展した傘回しを難易度ごとに仕分けて、傘回しプレイヤーの助けとなるべく産まれたのがこのデータベースサイト
「傘回し道場」です。
伝統芸からジャグリングへ、進化した現代傘回しをプレイヤーとして一緒に楽しみましょう。
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